プロフェッションジャーナルNo.638が公開されました。

Profession Journal
【今週のお薦め記事】
森智幸公認会計士・税理士の人気連載『税務必敗法』では、提出すべき別表等を誤った事例を紹介。中小企業投資促進税制の適用で別表6(15)を添付すべきところ、誤って別表6(23)を提出し税額控除が受けられなくなった実例をもとに、類似名称による取り違えの原因と防止策を解説します。

『租税争訟レポート』では、勤務実態のない者への給与支給が役員給与と認定され、重加算税が課された事例を解説。雇用契約書や社会保険加入など外形的に整っていても、実態が伴わなければ仮装行為とされる点は実務上の重要なリスクとなります(米澤勝税理士・公認不正検査士(CFE))。

八ッ尾順一公認会計士・税理士の連載小説『所得課税第三部門にて。』では、パートナーシップ制度を題材に、税法上の配偶者の定義について議論が展開されます。所得税法では法律婚のみが配偶者として認められる一方、厚生年金法など他の法律では事実婚を認める規定もあり、税と給付で配偶者の取扱いが異なる背景にも触れています。